カテゴリ
最新の記事
最新のコメント
最新のトラックバック
月別アーカイブ
 続 白い風船  /2017年01月16日(月)
先週、山奥の病院に入院していて、病室から見える富士山とそれに連なる山脈がとても綺麗に見えました
何日かその景色を見ていて小学生の国語教科書にあった"白い風船"(blog)に出てくる挿絵に何とな~く似てるな~


僕の中で、白い風船をブログにアップした時点で、気持ちの整理も兼ねて国語教科書を廃棄、しかし、先月のこと、白い風船についてコメントを頂いた方より、教科書版以外に新聞掲載版があるとういことを教えて頂きました

そこには教科書版と全く同じ内容ではなく"教科書採用時に子供向けに少し短く編集"したのではないか、又教科書版と新聞掲載版とでは"イラストが違う"といった内容だったのです

この小説は未だ心に残るもので、中・高校生の時だったか、できれば単行本という形であればなあと遠藤周作氏に関する書籍を片っ端から当たりましたが、何処にも見当たらなかったのを憶えている

現時点でも教科書版しかないものだと思っていただけに新聞掲載版があると分かったときは大変驚きました

久々に胸の高鳴りを抑えきれず、近くの図書館へ確認することになったのです

教えていただいた過去の朝日新聞にあるコラムに、遠藤周作氏の"白い風船"が確かにありました

しかし、どうしたことか? 


そこにあった2つの挿絵を見た瞬間、違う小説にみえてしまったのだ

僕らが小学生の頃に見た、あの想像心をくすぐる挿絵とはまるっきり異なり、それだけでは小説の情景が浮かばないというか、今一つ物足りない?

教科書版にある挿絵と文面があまりにもマッチし、それが頭の中にズッと記憶され続けていたので何か拍子抜けしてしまうというか、アッサリしてるというか・・・・・・

これは逆に、新聞掲載版を初めに読んで、後から教科書版を読んだ場合だと、漫画チックな挿絵が子供っぽいイメージとしてとらえてしまうかも知れないし、感じ取り方は年齢層からも変わってくるものだと思う

そんなことで、本を読む側として内容に沿って 尚且つイメージを沸かせる挿絵が文面と相乗効果で重要な役割をしてるな~ と思ったのです

それからもう一つ、"教科書採用時に子供向けに少し短く編集"したのではないかという点ですが、新聞掲載版の方がやはり長編で、中に出てくるコント55号とか外国テレビドラマのインベーダーに出てくるデビット・ビンセントなど、より具体的な内容が盛り込まれている


文面や漢字の使い方にも違いがあって興味深い
以下 原文のまま

<教科書版>
おじさんにも、きみたちと同じぐらいのひとりむすこがいる。

名まえをそのまま使いたいのだが、本人がいやだと言うから、凡太としておこう。 

黒いふく面に黒い装ぞくを着て、刀こそこしには差していなかったが、一列になって歩いていた。
     ↓
<新聞掲載版>
おじさんにも君たちと同じくらいの一人息子がいる。

名前をそのまま、ここで使いたいのだが、使われるのはイヤだと当人が言うから凡太ということにしておこう。

黒い覆面に黒い装束を着て、刀こそ腰にはさしていなかったが、一列になって歩いていた。


教科書版から新聞掲載版を読み返すと、あるときには細かく、流れがギクシャクしスムーズさに欠けるような~

これを見ると、確かに小学6年生に見合った漢字を選び、分かりやすい文面に修正されている感じがしますね

独断にそれらを考慮すると、こちらが白い風船の"原文"ではないかと思ったりする

同時に教科書版にある挿絵を描かれた方はどんな方なんだろうと、そちらにも興味深くなりました



iPhone から投稿


スポンサーサイト
2017/01/16(Mon)16:45
雑記トラックバック(0)コメント(0)
<<GWR203sd │ HOME │ 超音波歯ブラシ>>
  管理者にだけ表示を許可する

http://fanfry.blog79.fc2.com/tb.php/2120-44c730d5
 │ 日記TOP │